第12回日本ダニ学会沖縄大会終了報告(事務局より)

 沖縄で大会を開催するに当たって、会員のほとんどいない沖縄でどうなることかと皆さまにずいぶんご心配をおかけしましたが、大勢の方に助けていただいて、大過なく終了することかできました。

1.旅行社

 集金の手間を省きたいがために、旅行社を通して集金させていただきましたが、航空便と宿泊にこの旅行社を利用していただいた方には、対応の遅さでずいぶんご心配をかけることになってしまいました。対応の遅さはある程度予想できたことでしたので、申込締切をもっと早くしておけばよかったと反省しています。また、従来の郵便振込みと違って振込料金も高くなり、みなさんにご迷惑おかけしました。

2.プログラム

 プログラムの大きさを従来のB5版からA4版にしたのは、学会誌と並べてプログラムを保存されている方にはご迷惑おかけしていると思います。

 発送も印刷会社にしてもらいました。「ちょうど中学生が職場体験に来ているので袋詰して住所シールを貼る仕事をさせたい」と印刷会社のほうから話があり、若干不安を感じたもののやってもらうことにしました。発送には料金が安いのでクロネコヤマトを利用しましたが、住所が変わったのに変更を学会に届けておられない方があり、親切な旧職場の方が転送先住所を記入して郵便ポストに入れてくださったため、郵便局から取得物として送り返されてくるという事件がありました。同じようなことが続出することを恐れましたが、幸い1件だけでした。みなさん、住所が変わったらすみやかに学会へ連絡しましょう。ついでに、学会誌はよく読んで、方法と締切を守るようにしましょう。特にS氏に申し上げます。

3.会場および機材について

 会場の旭の間が23日夜遅くまで使用されることがわかり、前日に機材をセットできませんでした。そのため20日に予行演習をしました。24日朝は準備のため全員7時集合となり、運営委員のみなさんにはずいぶん負担をかけることとなりました。

 さて、23日朝は、スライド映写会のスライドが写せないという夢にうなされて目覚めました。20日の予行の時スライド映写会の部屋が使用中で、この予行ができていなかったのが気になっていたようです。これが正夢であったらどうしようと思いましたが、案ずることもなく無事写すことができました。

 一般口演の初日24日は、始まって間もなく液晶プロジェクターのランプが切れるハプニングがありましたが、スタッフの冷静沈着な対応ですぐ解決しました。細かいことはいろいろあったものの、一番驚いたのは、この日、同じ会場の口演終了直後に、ある候補者の衆議院選挙決起集会を入れたと聞いたことでした。前日まで全く聞かされておらず、当日の午後に聞かされたので、あわてました。結局、機材の後片付けや再設置をホテル側でやってくれたものの(ホテル側の都合でしたので当然ですが)配線はこちらでしなければならず、また翌早朝スタッフに迷惑をかけることとなりました。こんなことがあってよいものでしょうか。(少し会場費をまけてくれました。強引に選挙のための決起集会をこの時間帯に入れた候補者は、かなりの得票があったものの落選しました。)

 スライドプロジェクター、OHPプロジェクターはそれぞれ予備も用意し、液晶プロジェクターは演題提示用と予備を含めて3台(予備球まで用意してあったのには驚き)、ノートパソコンはウインドウズ3台(うち1台は演題用)、マッキントッシュ2台をそろえました。パソコン担当はトラブルが起こった時いつでもパソコンが差し替えられるように予備のパソコンを立ち上げていました。幸い大学内ですべてそろえることができましたが、他のところでも可能なのかどうか私にはわかりません。ひょっとしたら大変な前例をつくってしまったのかもしれません。これにとらわれず、それぞれのところでできる方法でやっていただければ良いかと思います。

 演題までパソコンを使用して映すということは私の意識に無かったのですが、スタッフのひとりが「プログラム原稿がファイルになっているならすぐできる」といってPowerPointで作ってくれました。佐藤先生や當眞先生の配慮もあり、私が動かなくても周りが気を利かせていろいろとやってくれ、本当に助かりました。

4.懇親会

 懇親会が始まって20分もたたない間に料理がなくなってしまったのも、予想外でした。これでは時間が持たないと思いましたが、ダニのぬいぐるみをオークションにかけていただいたり、福山さんと古角さんの三線や岩脇さんの歌など、皆さんで盛り上げていただきました。沖縄国際大学学生ボランティアサークル・鼓舞楽団「浦風(うらかじ)」のメンバーのエイサーにも大きな支援を賜り、学生たちも喜んでいました。

5.その他

 沖縄在住のダニ学会会員がこれまで顔をあわせる機会がなく、今回つながりがもてたことはよかったと思います。ただ、県内の大会参加者を増やすことができず、県内向けの企画が何か必要だったかもしれません。

 ベストプレゼンテーション賞は大野愛さん(千葉大学)に決まりましたが、次点を二人でワンセットの発表と見なし、五箇公一さん・古角詩香さん(国立環境研)としました。発表する機会がありませんでしたので、ここでお知らせします。

 大会が終わった次の月曜日、佐藤先生やスタッフの皆さんはぐったりしていました。佐藤先生は会場を出たり入ったり、一見無駄な動きにしか見えないのですが、実は細かいことにとても気を配っているということを今回発見しました。皆さんがぐったりしているなかで、私ひとりが元気だったのは、スタッフでありながら、楽しみながら参加させてもらったからでしょうか(働いてなかったから?)。「発表を聞いているゆとりがよくあったね」と言われて「いやあ、24日はとてもそんなゆとりはありませんでしたよ」と答えたものの、よく考えれば質問までしていました。私にとっては今回の大会は二重に記念すべき大会でした。英語で質問したのは初めてでしたから。ひょっとしたら日本語でも手をあげて質問したことがなかったかも。

 ダニのぬいぐるみを提供してくださった(株)ヤマセイの方にぬいぐるみがオークションで6100円で売れた話をしましたら、原価4000円だそうです。売るとしたら8000円はくだらないでしょう。ただ、中国で大量生産したらもっと原価は安くなるそうで、「ダニの種類を増やしてぬいぐるみ販売に乗り出してはどうか」という私の提案に、少し心が動いたようでした。買うのは私だけ?

 大会終了後にいろいろ用事が重なって、今頃になって至らなかった事を反省しています。反省しつつも「やった!」と大満足しています。しかしながら、もし成功したといえるのであれば、それは皆さんに遠くはるばる来ていただいたこと、そして内心言いたいこともあったことでしょうが不満も言わず、おおいに盛り上げていただいたお蔭です。参加してくださった皆さん、表や陰で支えてくださった皆さん、そして全てのダニ学会員の皆さんに感謝します。どうもありがとうございました。

2003.11.18

武田富美子